最近、くずきりを食べるのにハマりました。
地味~だけど最高のお昼ごはん🍲
— まーしー | 菜食のトレーナー (@marcyplantbased) September 14, 2023
残暑だというのに煮込みものを食べる。
菜食めんつゆ、きのこいろいろ、生姜と玉ねぎでつくった出汁にくずきりと絹豆腐。
ブロッコリーはこうやって煮崩れちゃったくらいのやつがいちばん好き pic.twitter.com/HUvFEj4mCS
そこで疑問に思ったのがレジスタントスターチのこと。腸内細菌にいい!と話題になったので、ご存知の方も多いでしょう。
レジスタントスターチ(resistant starch; RS)とは、ヒトの小腸まででは消化されず、大腸に届くでんぷん、および、でんぷん分解物の総称である
「レジスタントスターチ-ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 」(2023年3月5日(日) 14:14 UTCの版)
レジスタントスターチを増やす方法として、でんぷん質の食べ物を冷やすというやりかたがあります。でんぷん質といえばごはんやじゃがいも、さつまいもなどですね。
それなら、ばれいしょでんぷんを原料にしている春雨やくずきり、片栗粉の場合はどうなんでしょう?(ばれいしょ=じゃがいものこと)
ざっと調べてみましたので、結果をシェアします。
そういえば、じゃがいもを加熱してから冷やすとレジスタントスターチが増えるのは有名になったけど、ばれいしょでんぷんの場合はどうなんだろう?
— まーしー | 菜食のトレーナー (@marcyplantbased) September 14, 2023
春雨やくずきりでもレジスタントスターチがとれそう
さっそく結論ですが、春雨やくずきりでもレジスタントスターチは増えているんじゃないかと思います。
理由は以下の動画です。春雨とくずきりの製造工程が見られます。
春雨って、1回冷凍してから常温に戻して出荷されているんですね!まったく知りませんでした。
味の染み込む工夫と解説されていますが、おいしくするためにしたことが体にもいいって理想的ですよね。
くずきりは凍らせる過程こそありませんが、一度ゆでてから常温に戻って乾燥して出荷されていることを考えると、温まる→冷えるというレジスタントスターチが増える条件はそろっています。
国産のほうがいい?
どうやら中国の食材である「緑豆」はるさめと、日本の「ばれいしょ」はるさめだと製造方法も違うようです。
見た目は中国産のほうが透明であるが、これは日本産の春雨では糸コンニャク様の食品物性を与えるために製造時に凍結処理を行っているためである
「春雨(食品)-ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 」(2023年4月7日(金) 07:30 UTCの版)
国産の春雨は加熱+冷却がされてる。
— まーしー | 菜食のトレーナー (@marcyplantbased) September 14, 2023
「日本産の春雨では糸コンニャク様の食品物性を与えるために製造時に凍結処理を行っている」
「リョクトウ、ジャガイモ、サツマイモなどから採取されたデンプンを熱湯で練った糊に、さらにデンプンと湯を加えながら練り上げて生地を作る」https://t.co/h8AluVBMF3
しかし凍結処理がなくても、温める→常温に戻るという過程で温度の変化はありますから、レジスタントスターチが増えているか?という点だけ見ればそこまで変わらないような気もします。
ただ、気になることがひとつ。
原料となる緑豆でんぷんは色が真っ白ではなく、加工の工程で漂白されるようです。過去には中国産の緑豆はるさめの製造工程で、認可されていない漂白剤を使っていたなど問題もあったらしく。
緑豆はるさめを選ぶときは、国産のものにしておくと安心かもしれませんね。
春雨は歴史的にもヴィーガンフレンドリー
春雨の原材料はばれいしょでんぷんと増粘剤くらい。ヴィーガンでも食べやすい麺類です。
歴史的にも精進料理が発端だそうですよ。
春雨は西暦1000年前後には中国で作られていた食品である。日本には、禅宗の精進料理の材料として鎌倉時代に伝来したとされる。
「春雨(食品)-ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 」(2023年4月7日(金) 07:30 UTCの版)
外食やレトルト商品だと、まず間違いなくスープに動物性の出汁が入ってるけどね…
そうはいっても、春雨とかくずきりはゆでるだけで準備OK。難しい調理じゃないですから、自炊で楽しみましょう。
記事の最初に紹介したくずきり料理も、ゆでたあとめんつゆに入れて煮ただけですから。お鍋のシメをつくる感覚でいけます。
片栗粉だけだとあまり期待できない
春雨やくずきりの製造工程では加熱・冷却がされているのに対して、片栗粉は粉をつくるところまで。
じゃがいものレジスタントスターチは温まる→冷えるという流れで増えるようなので、片栗粉では増えていないと考えられます。
ちょっと残念ではありますが、そうそうたくさん食べるものでもないですからね。たとえ片栗粉にレジスタントスターチが多かったとしても、粉でガツガツ食べるかというと…。
ただ、片栗粉を使った料理を冷やした場合には増えてる可能性がありますよね。
あんかけ料理とかって翌日まで残ることはあまりないかもしれませんが、頭の片隅においておくと、なにかアイデアの足しになるかも。
春雨・くずきりでもレジスタントスターチがとれる
以上、春雨やくずきりでもレジスタントスターチはとれるのか?調べてみた結果をシェアしました。
・レジスタントスターチは腸活にいいかも
・ごはんやじゃがいも、さつまいもが温まる→冷えることでレジスタントスターチが増える
・春雨やくずきりはじゃがいもでんぷんから作られているので、期待できそう
腸内細菌についてはまだまだわからないことだらけなのが現状。
なので調べてみてよさそうだったら、自分の体で実際に確認してみるのがいいんじゃないでしょうか。理論や根拠は大事ですが、体感も無視できませんからね。
僕はもともと毎日芋類を食べていたので、春雨やくずきりを食べる機会を増やしたからといってあまり変化は感じませんでしたが、おいしいのでよしとします。
芋類には合わない味付けでも、春雨やくずきりなら合うということはありますし。特に麺類が食べたいときにはぴったりです。
全粒粉パスタやそばを食べることが多かったけど、これからは春雨やくずきりも選んでいこうかな〜
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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