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「エレファントヘッド」を読んだ感想

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一気読みした

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ファンタジー要素もあるミステリー、っていう分類でいいんだろうか。事件の犯人を追う、だけどその犯人は自分で…という感じなんだけど、こう書いてもネタバレにならないのがすごい。なぜなら自分がいっぱい登場するから。

推理パートもタネも濃くて、とにかく先が気になって止められず一気読みしてしまった。のめり込んでから3時間くらい、トイレ行ったり飲み物飲んだりを挟んでも集中が途切れず。自分はまだこんなに本で集中できるんだと思えて、それもうれしかった。

タイトル回収もかっこよかった。エレファントヘッドってそういう意味か、と。

気分は微妙

前述の通り、トリックはすごい。本の構造もすごいから一気に読んでしまう。

ただ起こっている事件の内容がエグすぎて、すっと読み下せない。解決編に入ってからも、謎が解けていくスッキリ感というよりはエグ味を強く感じてしまった。おもしろかったんだけど、読後はどうもすっきりしないビミョ〜な気分に。

主人公にぜんぜん気持ちが乗らなかったからかなあ。好きになれないのはいいとして、激しく憎むほどの気持ちも湧いてこないというか。行動の意味がわからなすぎて。生い立ちなどバックグラウンドも語られるけど、それでも腑に落ちなかったんだろう。

その理解できなさもこの本の魅力なのかもしれないが。精神病を取り扱っているからこそ、そういう内容なのかもな。どんなに説明があって理解しようとしても、他者には把握しきれないこだわりとか混乱とか。

主人公に対してもっと昂る何かがあれば違った感想になってそうだ。たとえそれが好きでも嫌いでも。

以前に読んだ羽田圭介さんの「滅私」の主人公も似たような雰囲気を持っていたけど、こっちはちゃんと嫌いになれたから、読み終わったあとに感じ入るものが強くあった。こっちはミニマリストへの風刺を含んだ小説だから、そこへの 思いも混ざっているかもしれないけど。

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グロいからダメというわけではない

殺人事件もので、猟奇的というかグロい表現もあるので、苦手な人はダメな本であることは間違いない。でも自分はそれが嫌だったわけではないと思う。たぶん。

西尾維新の戯言シリーズが好きで何度も読み返すのだけど、あっちのほうが死に方はむごいしね。

読後の気分はどうあれ3時間も集中して読み続けるくらいだから、良い本だしおもしろい体験ができたのは間違いない。

いろんな体験をして、その都度感じたことを文字にしたり喋ったりする。よかったことも微妙だったことも悪かったことも。今年はそういう一年にするって決めたから。

そのうち自分が特別好きになれるものや、大切な体験にまた出会えるだろう。ほっとくと、好きだとかおもしろいってわかってることしかやらなくなっちゃうから。そういう風に暮らすのも悪くないけど、違うこともしないと自分が広がっていかない。

自分の世界に閉じこもって生きていくにはまだ若すぎるし、器も狭すぎる。この先もずっと楽しく暮らすためには幅を広げておいたほうがいいでしょう。

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