なんだか最近疲れやすくて…
ラクに栄養がとれる食べものってない?
ひよこ豆はどう?
缶詰ならあけるだけで食べられるよ
ひよこ豆は貧血予防の名脇役
ひよこ豆は葉酸やビタミンB6が豊富で、貧血対策や疲労回復に役立ってくれそうです。
しかし鉄分そのものは少なめ。鉄分は他でしっかりとりつつ、ひよこ豆で体内のはたらきを高めるといった組み合わせ方がよさそうです。
ひよこ豆はアレンジの幅が広く、飽きづらいのもメリット。缶詰やパウチパック、ローストなど商品もいっぱいあります。植物性のたんぱく質としても頼りになりますね。
そんなひよこ豆の栄養メリットとおすすめ商品についてまとめました。
豆は毎日の必須食材
豆類はできるだけ毎日食べたいところ。日本人が不足しやすい食物繊維や、プラントベースで不足しやすいたんぱく質やミネラルの補給にはうってつけです。
特にたんぱく質と食物繊維をいっしょにとれるところが優秀。たんぱく質だけに偏った食事は、腸内環境の悪化につながります。
ちなみに、日本人が不足しやすい栄養素には以下のようなものがあります。
・カルシウム
・亜鉛
・食物繊維
プラントベースで不足しやすい栄養素もピックアップしてみました。カルシウムはどちらにも入っていますね。
・カルシウム
・たんぱく質
・鉄分
意識したい栄養素については、以下の記事でも詳しくまとめています。
ひよこ豆の栄養メリット
ひよこ豆に多く含まれる栄養素はこんな感じ。豆類に特徴的なたんぱく質と食物繊維に加え、ビタミンB6や葉酸など、血液をつくる機能を助けるビタミンが多く含まれています。
・葉酸
・ビタミンB6
・たんぱく質
・食物繊維
葉酸は全食品のなかでもトップクラス
葉酸は赤血球をつくるのに役立つビタミンです。
ひよこ豆は葉酸の量がとても多く、薬膳で使われる黒大豆と肩を並べています。
野菜の中でトップのブロッコリーには負けるものの、ほうれん草には勝っているのが印象的。「葉」という字のイメージとは違い、葉酸は野菜以外にも含まれているんですよね。
朝のだるさが強い・疲れやすいなど貧血傾向の強い人は、鉄分以外にも葉酸を意識してみると変化があるかもしれませんよ。
食品名 | 葉酸(100g中) |
---|---|
ひよこ豆(乾燥) | 350μg |
黒大豆(乾燥) | 350μg |
ブロッコリー(焼き) | 450μg |
ほうれん草(生) | 210μg |
キヌア | 190μg |
ビタミンB6は玄米よりも多い
ビタミンB6のはたらきをざっくりと知っておきましょう。
・赤血球の合成に役立つ
・たんぱく質の代謝を助ける
・神経伝達物質の合成を促進する
葉酸に続いて、ビタミンB6も赤血球の合成にかかわります。鉄分はもちろん大事ですが、代謝を助けてくれるビタミンも意識できると、より貧血対策に役立ちそうです。
残る2つのはたらきについても、疲れやすさの改善や体力・気力を高めるのに貢献してくれるかもしれません。
ひよこ豆に含まれるビタミンB6の量は豆類・穀物の中ではトップクラス。玄米やレンズ豆にも勝っています。
動物性食品との参考として、旬のかつおも調べてみました。さすがに旬のものには負けますが、そこまで見劣りしないと言えるんじゃないでしょうか。
食品名 | ビタミンB6(100g中) |
---|---|
ひよこ豆(乾燥) | 0.64mg |
レンズ豆(乾燥) | 0.55mg |
玄米(乾燥) | 0.45mg |
ブロッコリー(焼き) | 0.67mg |
かつお(秋穫り・生) | 0.76mg |
おまけ:ブロッコリーはすごい
ここまで見てきた葉酸・ビタミンB6の両方の表でブロッコリーが出てきていることに気付きましたか?
どっちもひよこ豆以上に多く含まれています。食べる量や重さが違うので単純な比較とはいえませんが、疲労回復・貧血対策にはブロッコリーも積極的に食べたいですね。
鉄分そのものは少なめ
ビタミンのはたらきとは逆に、ひよこ豆自身はそれほど鉄分は多くありません。
玄米よりは多いものの、オートミールや納豆よりも少ないので、鉄分の補給源としては頼りにしにくいです。
食品名 | 鉄分(100g中) |
---|---|
ひよこ豆(乾燥) | 2.6mg |
レンズ豆(乾燥) | 9.0mg |
納豆 | 3.3mg |
オートミール | 3.9mg |
玄米 | 2.1mg |
鉄分の必要量は男女で差があるだけでなく、女性では月経中かどうかでも大きな差があります。
詳しい必要量については、以下の記事をあわせてお読みください。
たんぱく質・食物繊維はそこそこ
豆類らしく、たんぱく質と食物繊維はバランスよく豊富。
たんぱく質は偏ってとりすぎると腸内環境が悪化してしまうので、食物繊維や発酵食品との組み合わせが大事です。
ちなみに、ひよこ豆の食物繊維はほとんどが不溶性。果物や海藻・オートミールやもち麦など、水溶性の食物繊維が多いものとバランスをとりたいですね。
食品名 | たんぱく質(100g中) | 食物繊維(100g中) |
---|---|---|
ひよこ豆(ゆで) | 9.5g | 11.6g |
レンズ豆(ゆで) | 11.2g | 9.4g |
納豆 | 16.5g | 9.5g |
もめん豆腐 | 7.0g | 1.1g |
たんぱく質については、以下の記事で詳しく解説しています。
栄養以外のいいところ
どんなに栄養面がすごくても、食べるのがたいへんだったら元も子もありません。
その点、ひよこ豆は心配ご無用。癖が少ないのでいろんな料理に混ぜやすいですし、わりとどんな味付けも受け入れてくれます。
多くの豆は水煮の缶詰くらいしか商品の選択肢がありませんが、ひよこ豆はカレーやロースト、パウダーなど既成の商品が豊富なのもうれしいところです。
・いろんな料理に混ぜやすい
・ディップやソースにもできる
・缶詰やレトルト、パウダーなど種類が豊富
いろんな料理に混ぜやすい
ひよこ豆は「ヴィーガン・ツナ」としてツナサラダのように扱われることも。作り方はかんたんで、フォークやマッシャーで荒くつぶすだけです。
正直ツナっぽくはないけど、おいしさはガチ
サラダやカレー、炒めものやスープなどいろいろな料理に合うのがひよこ豆の大きなメリット。豆類の中では汎用性が高いといえます。
レンズ豆やグリーンピースなどのほかの豆類って使いどころが限られていて、食べ飽きてしまう可能性がありますからね。
フムスにしてディップやソースにも
ひよこ豆をペーストにした料理をフムスといいます。中東や地中海近辺で昔から食べられていて、実は歴史の深い料理です。
作るのもかんたんで、水煮したひよこ豆をミキサーやフードプロセッサーで混ぜるだけ。水煮の缶詰を使えば一瞬です。
にんにくや塩、ねりごまやオリーブオイルで味付け・盛り付けをするので見た目もきれい。アレンジのしがいもあり、自分だけのレシピを作れます。
ペーストの硬さも好みで調整できるので、マヨネーズのようにしてパンに塗ってもいいし、少しゆるめに作ってパスタソースにも。
ひよこ豆はフムスにすることで、さらに食べ方の幅を広げられます。
おすすめのひよこ豆
ここまで読んでいただいたあなたには、ひよこ豆の魅力が伝わったと思います。
しかし最近はスーパーでも取り扱いが広まってきたとはいえ、まだまだ入手しづらいのも事実。
ここからはネット通販で買えるおすすめの商品を紹介します。
最初から乾燥豆はおすすめしません
ひよこ豆の数少ないデメリットはゆでるまでの手間です。多くの乾燥豆と同じように、半日〜1日くらい水に浸けておかないといけません。
これがけっこうめんどくさい
どうして?水につけとくだけじゃん
まあそうなんですが…たしかに、たまにしか料理をしないなら大したことないです。ただ、これがよく食べるとなるとどうでしょうか。
明日はひよこ豆を食べよ〜と思ったら、前日の夜のうちに水に浸けておかないと食べられません。朝起きて思い出しても、間に合わないのです。
ズボラな僕はこれが性に合わず…毎日食べるくらいハマっていた時期でさえ、このハードルは越えられませんでした。
しかも乾燥豆は大容量なので、使い道に困りやすいというのも弱点。缶詰やレトルトパックで食べ始めてみて、ハマってから検討するとよいでしょう。
でもゆでたてはめちゃめちゃうまい!
手間をかける価値はある
コスパなら缶詰
コスパを重視するなら缶詰がおすすめです。ゆでる手間もかかりませんし、安くてたくさん入っています。
デメリットとしては塩分。スープやカレーに入れる場合は塩の量を減らしたり、サラダに入れる場合は軽く水洗いしたり、好みに応じて調整することをおすすめします。
減塩は健康の基本
オーガニックもある
豆類は農薬が残りやすい作物です。皮ごと食べるぶん、体内に入る量は野菜や果物と比べても多いかもしれません。
気をつけたい場合はオーガニックを選ぶといいでしょう。オーガニックでも缶詰があって、いい時代ですね。
味重視ならパウチパック
ふっくらしたおいしい豆を食べたいならパウチパック!
缶詰の豆は水分に浸かっているので、やわらかくなっています。ほくほくした食感は失われやすいです。
好みにもよると思いますが、カレーやサラダに使うならほくほくしている豆を使ったほうがおいしくなります。
ローストをおやつのかわりに
ひよこ豆を皮ごとローストしただけの商品もあります。カリカリサクサクでポップコーンみたいな感じ。
僕は一時期どハマりして、毎日のようにおやつの代わりに食べていました。レビュー記事も書いたほどです。
缶詰やパウチパックのように料理に入れるのは難しいですが、クルトンみたいにサラダに振りかけるのはアリですね。量の調整がしやすいのもいいところ。
パウダーもある
おからパウダーならぬ、ひよこ豆パウダー。インドでは揚げ物の衣として、フランスではガレットやクレープ、パンケーキなどに使われています。
おからパウダーもそうですが、お菓子やパンをグルテンフリーにしたいときの選択肢にどうぞ。
まとめ
以上、ひよこ豆の栄養メリットとおすすめ商品の紹介でした。
・赤血球の合成を助けるビタミンが豊富
・たんぱく質と食物繊維もとれる
・いろんな食べ方ができて飽きづらい
ひよこ豆はとにかくレシピの幅が広いのが強み。健康食品や豆類でありがちな、味や食べ方に飽きるといったデメリットとは無縁です。
カレーやスープ、サラダにちょい足しするところから試して、お気に入りの食べ方を見つけてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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