ヴィーガンってデメリットが多そう。
防ぐ方法はあるのかな…
このようなお悩みに答えます。
この記事でわかること
・ヴィーガンの代表的なデメリット
・ヴィーガンのデメリットの防ぎ方
・お肉やお魚を食べるデメリット
この記事ではヴィーガンのデメリット、お肉やお魚のデメリットについて書きました。
ヴィーガンは防げるデメリットが多いのに対し、お肉やお魚を食べる限り避けられないリスクもあります。
この記事を参考に、自分だったらどこまで気をつけて食事をするのか、考えてみてくださいね。
ヴィーガンのデメリットは防げます
ヴィーガンのデメリットとしてよく挙げられるのが以下の3つ。
・足りない栄養素がある
・食費が高くなる
・外食が高い
それぞれ注目してみていきましょう。
栄養バランスは誰もが気にすべき
ヴィーガンはたんぱく質が足りない!カルシウムが足りない!鉄分が…オメガ3が…など、ヴィーガンは栄養について散々な言われようです。
でもお肉にはビタミンC・オメガ3脂肪酸が入っていませんし、魚や卵では食物繊維がとれません。
お肉やお魚を食べる人だって野菜を食べて不足しやすい栄養素を補うわけです。
それと同じで、ヴィーガンも不足しやすい栄養素が入っている食べものを補えばOK。
オメガ3ならナッツ、たんぱく質やカルシウムは大豆、鉄分は野菜や全粒穀物…
むしろヴィーガンは食物繊維の摂りやすさなら圧倒的に有利です。
完璧な食べ物は存在しない
本来、栄養バランスは誰もが気にすべきもの。
ヴィーガンだけがどうこう、ではなく、どんな食事をする人もメリット・デメリットを知っておいたほうがいいのです。
ヴィーガンをきっかけに、体の調子がよくなる人もいれば悪くなる人もいます。
すべてはやり方次第ですね。
ヴィーガンの栄養バランスについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ヴィーガンには健康メリットも
栄養バランスにさえ気をつければ、ヴィーガンの食事は健康メリットのほうが多いです。
・がんのリスクを下げる
・心臓病のリスクを下げる
・糖尿病・高血圧の予防になる
詳しくは以下の記事で解説しています。
食費は本当に高いのか?
ヴィーガンは食費が高いというイメージを持たれることがあります。
ですが、僕はむしろ安くなりました。
余計なもの買わなくなるからね
お肉やお魚、卵や乳成分の入っているものは買わないと決まっているので、無駄遣いがすごく減りますよ。
なぜなら日本ではまだまだヴィーガン対応の商品が少ないから!
良くも悪くもコンビニやスーパーでは買えるものが少ないです。
今日はお菓子買おうかな…我慢しようかな…とか、悩みも迷いもしないので、決断疲れもなくなりました。
外食はたしかに高い
ヴィーガン向けのカフェ・レストランはお値段が高いことも多いので、外食の機会が多い人は高いと感じるかもしれません。
しかしこれは、安さ重視のお店→内容や質にこだわったお店、というようにお店を選ぶ基準が変わったからです。
ヴィーガンだから…というより、食事の質・内容にこだわった結果として高くなっただけではないでしょうか?
またそもそもの問題として、食費を安く抑えたいなら外食より自炊を増やしたほうがいいです。
安さ重視より中身重視へ
ヴィーガンになって食費が高くなった、という人はそれまでの食事が安さ重視すぎたのかもしれません。
お昼ごはんをカップ麺やおにぎり・パンで済ませるような生活と比べれば、そう感じるでしょう。
体調を崩して薬や病院にお金をかけるよりも、おいしくて体にいい食べものにお金をかけたほうが、幸せを感じられますよ。
肉の健康リスク
お肉の脂には飽和脂肪酸という脂が多く含まれています。
この脂は太りやすく、脂質異常症や心筋梗塞などのリスクも高めます。これはお肉を食べる以上避けられません。
それに対し、ヴィーガンで不足しやすい栄養素は食べものに気をつけることで補えるので、避けられるリスクです。
魚にも飽和脂肪酸は含まれる
お魚にはオメガ3脂肪酸という体に必須な脂も含まれていますが、飽和脂肪酸も多く含まれています。
この通り、肉・魚・卵・乳製品など動物性の食べものを食べる限り、飽和脂肪酸の摂取量を低く抑えるのは難しいのです。
植物性の食べものであってもココナッツオイルなど飽和脂肪酸が多いものもあるので、ヴィーガンならすべて安心というわけでもありませんが。
体に必須なオメガ3はくるみやチアシードにも含まれているので、魚以外からも食べる手段があります。
肉・魚は他にも問題あり
先日、検査前日にお肉を食べたスポーツ選手がドーピング検査に引っかかったというニュースがありました。
牛・豚・鶏に使われた成長ホルモンや抗生物質がお肉にも残っており、それを食べた選手の体の中からも見つかったのです。
肉だけではなく、魚にもさまざまな問題があります。
水銀など体に有害な物質が多少なりとも含まれていることや、年々漁獲量が減っていること、絶滅に近づいている品種が増えていることなど…
これだけ問題が起きるとなると、肉も魚も、人間がたくさん食べる食べものとしては向いていないように感じます。
まとめ:ヴィーガンのデメリットは防げる
この記事ではヴィーガンのデメリットの防ぎ方、お肉やお魚のデメリットについて解説しました。
・ヴィーガンのデメリットは防げる
・栄養バランス・食費はその人次第
・肉・魚のデメリットは防ぐのが難しい
ヴィーガンはデメリットを指摘されることが多いですが、同じようにお肉やお魚についても目を向けてみてはいかがでしょうか。
環境問題・医療費・健康の問題などが積み重なっている現代。お肉やお魚を食べる量は減らすべき、そんな時代が確実に近付いています。
ヴィーガンにはなれそうにないけど、お肉やお魚を食べる量を減らしてみようかな〜と思った人には、プラントベースという食事法もありますよ。
以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
この記事が何かの参考になればうれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ヴィーガンを始めるなら、トレーナーに相談してみませんか?
いきなりお肉やお魚を食べない生活をするのは難しいもの。
どうやって始めたらいいのかな?
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プラントベース/ヴィーガンの食事を始めるコツや、健康増進のためにどのような食事がおすすめか、あなたの体質や目的に合わせてご案内します。
参考文献
Craig WJ, Mangels AR; American Dietetic Association. Position of the American Dietetic Association: vegetarian diets. J Am Diet Assoc. 2009 Jul;109(7):1266-82. doi: 10.1016/j.jada.2009.05.027. PMID: 19562864.
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